三重県遊技業協同組合では、平成15年より遊技業界の社会責任を果たす事を目的に市民やNPOの「夢」の実現を応援する「MPドリーム助成金制度」を行ってまいりました。中でも不登校の子どもの居場所・学びの場として県内初のフリースクール三重シューレの活動には、オープン以来、コストの大きい家賃相当額の助成を行ってきました。
しかし、実際にフリースクール三重シューレに子どもが通う場合に保護者が負担する費用は、月に3万円以上が必要になっています。昨今の貧困問題はフリースクールにも及んでおり、経済的理由で入会できないケースが年間10家庭以上を超えているとのことです。公立小中学校に籍を置く子どもがフリースクールに通う場合、現在も保護者負担を軽減する国および地方自治体からの公費助成制度はありません。
私ども三重県遊技業協同組合では、フリースクール三重シューレヘの家賃相当額の助成を行う中で、日々、三重シューレで育つ子どもたちの笑顔や歓声を目の当たりにしてきました。学校以外の場で安心して育つことのできる場所・環境を整えることは社会の責任であり、併せてフリースクールに経済的理由で入会できないことは、社会の緊急の課題であることを痛感しています。
この度、三重県遊技業協同組合では、全国初のフリースクール対象の全額給付型奨学金制度「金のハートの奨学金」を設けることにいたしました。
子どもの成長の時間はかけがえのないものです。この制度は、子どもの貧困対策として、今まで経済的な理由でフリースクールに通うことを諦めていた子どもたちの成長に直接の支援となるだけでなく、子どもが安心して育つ環境を築いていく社会の実現に大きな影響を与えるものになることを願っております。
(三重県遊技業協同組合 理事長 権田 清)
経済的な理由により、三重シューレヘの入会が困難な児童・生徒。
世帯収入を基礎に、家庭事情などを考慮し総合的に審査します。
小中学生 5、6人程度(今まで入会できなかった経済困難者の約半数)
・総額 | ⇒ | 毎年、全体で約2,500,000円を予定(返済の必要のない給付型) |
・期間 | ⇒ | 一人の対象者につき2年間 |
・給付額 | ⇒ |
※多くの子どもたちに給付するために、2年目は月会費の半額程度の給付とします。
奨学金希望者の募集案内は、県内の各小中学校へのご案内通知、マスコミヘの広報、及び三重シューレホームページでも掲載しています。
審査は三重県遊技業協同組合、三重シューレの担当者で構成する審査会が行います。
随時
※三重シューレに「申請書A・申請書B」必着(郵送のみ)
審査、保護者との面談及び本人の意思確認などの後、年内に給付対象者決定
募集、お問い合わせ、申請受付、審査会開催など諸般の事務は、
特定非営利活動法人フリースクール三重シューレにお願いしております。
【事務局】
特定非営利活動法人フリースクール三重シューレ
〒514-0006 三重県津市広明町328番地津ビル1階
電話:059-213-1115 メール:shure@mienoko.com
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